不二家憩希のブログ

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お米屋さんの周年セールに行った。その②

 そのお米屋さんは自販機専業に切り替えたと
はいえ、固定客を必要としないわけではない。
 自販機なので店側との会話はない。
 その点を補うためか、このお米屋さんではダイ
レクトメールを送ってくる。
 お米屋さんのダイレクトメールである。
 ちょっと珍しいのではないだろうか。
 売り出しの前になると、封筒に入ったダイレクト
メールが送られてくる。
 中には一色刷りの小さな案内のチラシが2枚入
っている。
 そこには今回の売り出しの日時と内容、そして
次回の売り出しの予定日が載っている。
 これくらいなら、封筒にしなくともハガキで十分だ
ろう、と思うのだが、封筒入りのダイレクトメールに
こだわっているようだ。
 えぇ~、どうしてお客の住所や名前がわかるのか
?と思われるかもしれない。
 実はこの自販機でお米を購入すると、お米は大き
めの専用レジ袋に入って出てくる。
 そのレジ袋の中に、領収書とポイント券、そして
顧客登録の案内の紙が入っているのである。
 お客はそれを見て、顧客登録をしても良いなと思え
ば必要事項を記入し自販機横に備え付けられてい
る連絡ポストに投函するのである。
 そして、毎日自販機の商品入れ替えと売上金回収
にやって来るお米屋さんが、その書類を回収するの
である。
 あぁ~、なんとアナログなシステムであろうか。
 だが、これなら郵便料金もかからない。
 経費節減になる。
 私は売り出しのダイレクトメールが送られてくるという
ので、すぐに顧客名簿への登録希望を出したのだった。
 その売り出しには2種類あって、一般客も買える売り
出しと登録顧客向けの売り出しがある。
 へぇ~自販機専業でそんなことをしているか、と思わ
れるかもしれないが、自販機専業なのでかえってそう
いう企画を考えているのだと推測される。
 お客は気まぐれだし、ライバル店はたくさんある。
 何か工夫をしないと、売上は確保できないのだろうう。
 今回私が行ったのは、登録顧客向けの売り出しであ
る。
 ~続く~