不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お米屋さんの周年セールに行った。その④

 この自販機専業のお米屋さんの工夫は他にも
ある。
 自動販売機でお米を買うと、その場でくじが引
けるのだ。
 代金を投入し商品ボタンを押す。
 その際、つり銭がある場合は返却口に出てくる。
 次に女性の声で「抽選ボタンを押して下さい」と
アナウンスがある。
 私がお釣りを財布に入れようともたもたしている
と、待ちかねたように「抽選ボタンを押して下さい」
と再び言ってくる。
 それでもなおも私が抽選ボタンを押さないでると
「抽選ボタンを押してください」と催促してくる。
 このお米の自販機は、どうしてもくじを引いてもら
いたいようである。
 抽選ボタンを押す。
 すると「ピ、ピ、ピ、ピ~♪」とちょっと昔懐かしい
ような電子音が鳴る。
 この音は抽選中ということらしい。
 そしてくじの当落を告知するアナウンスがある。
「○等が当たりました」
 さて、このくじの賞品は何かというと、それはやは
りこのお米屋さんらしい。
 一等・300円、二等・200円、三等・100円となっ
ていて、以上の金額分がその場でキャッシュバック
されるのである。
「チャリン」と音がして、お釣りの返却口に当たった金
額がもどってくるのである。
 なんとも直球勝負である。
 粗品とか、引換券とかではないのだ。
 金額は大したことはないかもしれないが、それでも
商品を購入して、その場で代金の一部が戻ってくる
のだ。
 これはインパクトが大きい。
 それもどうやら、当選確率はかなり高めに設定され
ているようだ。
 私もすでに2等の当選の経験があるのだ。
 一度このくじに当たってしまうと「また当たるかも?」
と思ってしまう。
 このお米屋さんは、固定客、リピーターを確保するた
めにこうした方法も取っている。
 ここのお米屋さんは、消費者の心理をよく研究してい
ると思う。
 
 ~続く~