朝6時半、お米を買いに出かけた。
それまで食べていた伯父からの夏の贈り物のお米
がそろそろ無くなりそうだからだ。
一時の38℃超の暑さではなくなったものの、未だに
暑い日が続いている。
そのため、出来るだけ涼しい時間帯に行動したい。
私がお米をいつも買っているのは自動販売機である。
自販機なので24時間営業である。
私は一通り朝のローテーションを済ませてから自転
車で家を出た。
この時間帯は猛暑の中にあっても涼しい。
一日の中でも最も涼しいだろう。
走っているクルマも少なく町はまだ静かである。
お米を買った帰り道、私は市の幹線道を走っていた。
交差点をわたっていくと、自転車の女性がこちらに走
ってくる。
女性と私は目が合った。
「おはようございます！」
女性はニコニコ顔だ。
え？
誰だ？
知らない女性から挨拶されて私は一瞬戸惑ってしま
った。
だが、ここで知らんふりをして通りすぎてはマナーに反
する。
私も「おはようございます」と返した。
おそらく、この女性は行き交う人誰に対しても挨拶をし
ているのだろう。
挨拶されれば悪い気はしない。
だが、自分からはなかなか出来ない。
本当はもっとフランクに挨拶が出来るようになれば良い
のだが、それがなかなか出来ない。
心がけてせめて地元だけ自分の町内にいる時には挨拶
をしたいと思っている。
