不二家憩希のブログ

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暴走族と町内会。その③

 暴走族のINさんの息子は、町内会からの申し入
れを聞き入れなかった。
 普通の大人だったら、そこまでされると(これはま
ずいかも?)と思うものである。
 だが、そこは若いということなのだろうか。
 INさんの息子は改まる様子はなかった。
 引き続き毎日のように暴走行為に出ていた。
 これには、当町内会も憤慨した。
 「近所だから穏便に済ませようと気をつかってやっ
たのに」
 町内会では話し合いが行われ、新たな申し入れを
決定した。
 「次回、暴走行為に出た際には、町内会として即
時に警察に通報します」
 この申し入れはすぐに効果があった。
 暴走行為は無くなったのだ。
 私はこの申し入れとその直後の詳細については正
確なことは知らない。
 またしても申し入れを無視して暴走行為に出て、そ
の後警察に捕まったのか?
 それとも、町内会の強硬な申し入れにINさん宅は
恐れをなし、暴走行為を止めたのか。
 当町内会を本気で怒らせると、ある意味警察よりも怖
いのである。
 いずれにせよ、INさんの息子の暴走行為はその時
以来完全に無くなったのだ。
 おそらくご近所さんも週一程度の暴走族なら大目に
見ていたと思う。
 それが毎夜、毎夜の暴走行為である。
 世間に甘えるのもいい加減にしろ!である。
 黙認している親も親だ!である。
 その後、当町内では暴走族は出現していない。