私がいつも通る道沿いのそのお宅では、庭
やフェンスを使ってバラを栽培されておられる。
バラのあるお宅はそれほど珍しくはないが、
そのお宅は特に本格的である。
私はそのお宅の前を通る時には、いつもその
バラを鑑賞させてもらっている。
と言ってもバラの栽培主、つまりそのお宅の方
に断っているわけではない。
通りがかりに勝手に見ているだけである。
ある日、そのお宅の横を通ると、そこのご主人
らしき方がバラ越しにご近所の方と話をされてい
る。
このご主人がバラの手入れをされているのだ。
私は以前に一回だけだが、作業をされているの
を見かけたことがある。
これで二回目だ。
ご主人は、見た目はちょっと怖そうな方だ。
髪をオールバックにしダークレッドのサマーセー
ターを着ておられる。
いかにも頑固親父と言った風情である。
そんな感じの方が、こまめにバラの手入れをされ
ているのだ。
人は見かけによらないな。
あるいは、そういう人ほど園芸好きだったりする
のかもしれない。
ご近所さんとお話をされている様子を見ると、それ
ほど怖い人でもないのかも?とも思えてくる。
否、ご近所さんだからにこやかなだけで、本当は
見かけ通り怖い方かもしれない。
私はいずれこの方に話しかけてみようとは思って
はいるのだが、なかなかその機会が無い。
このご主人とお話が出来たら、またこのブログで
記事にしようと思っている。