不二家憩希のブログ

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J党は復活するか?

 J党は今回の総選挙で壊滅的な敗北を喫し
た。
 さて、J党はこの負けから立ち直ることが
出来るのであろうか?
 私は、無理だと観ている。

 J党は、組織として世界的に見ても極めて
異例の存在である。
 自由主義国家において、半世紀以上も国家
の最高権力を握り続けてきた組織など他に無
い。
 しかも、その支配は結党当初から始まって
いる。
 J党は弱小政党が寄り集まって出来た政党
ではない。
 最初から国家権力を掌握するために作られ
たのである。
 意図された権力、それがJ党だったのだ。
 過去半世紀、日本ではJ党=国家権力だっ
たのだ。
 J党から政治家デビューした者達は、J党
が政権与党だから入党した者が殆どだと思う。
 今回の選挙ではそのJ党から、権力が失わ
れたのである。
 しかも、議席数も大幅に減ってしまった。
 国家権力を失い、議会での力も失ってしま
った。
 これは民間会社に例えると倒産の危機であ
る。
 あるいは倒産までいかなくとも、売り上げ
が一夜にして3分の一に激減してしまった状
態にあるといっても良いかもしれない。
 J党の議員がこうした状況を乗り越えられ
るであろうか?
 元々苦労なく最初から権力のあるところか
らスタートしたような人間に、それらを奪わ
れた状況から這い上がるガッツがあるとは思
えない。
 しかも、J党は今まで危機らしい危機に陥
ったことが殆ど無い。
 民間会社のトヨタやホンダでさえ創業以来
には倒産の危機があった。
 彼らはそれらを乗り越え世界的企業となっ
た。
 J党は、そうした組織の危機を克服する術
を知らないし根性も無いと思う。
 所詮、彼らは権力ボンボンなのだ。
 ボンボンはあてがわれたものを使いこなす
のが精一杯である。
 ボンボンに組織の修復など出来っこない。
 それは歴史が証明している。
 それが出来ていたら、日本は今でも徳川幕
府である。