ここのところ現実とSF映画・SF小説とを対比して記している当ブログであるが、両者は異なる点ばかりではない。
SF作品では、世界規模でトラブルが発生した際、皆をリードする役目である時の権力者たちは、決まって無能・凡庸である。
そして、会議ばかりしている。
有効な施策を打ち出せないまま状況は悪化していく。
事実上の放置である。
困って右往左往する世界で、無名の下級官吏や民間人が立ち上がりヒーロー・ヒロインとして活躍する、というのがSF作品におけるお約束の展開である。
おぉ、現実と同じ、もしくは似ているではないか。
権力者がイマイチという点である。
う~ん、こんな点だけはSF映画、SF小説と歩調を合わあせているのか。
さすがである。
実に面白い。