不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

暴走した高橋尚子選手。

 高橋尚子選手の暴走は、小出監督の元から
独立を発表した時からである。
 この独立話は高橋選手と小出監督が揃って
記者会見をし発表された。
 だが、小出監督はこの独立話をこの記者会
見の直前に高橋選手から聞いたという。
 高橋選手は、所属先の監督でありマラソン
ランナーとしての育ての親である小出監督
何の相談もなしに独立を決めていたのだ。
 その上、記者会見を自分の都合でセッティ
ングし取材陣を集め独立を回避できないよう
な状態に持っていった上で独立を発表したの
である。
 これは強引で非常識なやり方である。
 勝手すぎる。
 無礼者である。
 高橋選手は、それをにこにこして会見した
のである。
 皆さんは高橋選手の見た目にごまかされて
いるかもしれないが、この人はかなり狡猾な
人間なのである。

 小出監督は、その点上手に対応していた。
 こんな話、今はじめて聞きました、とても
認められません、こんな会見ヤメヤメ、と発
言することも出来たのだが、そこは見事な対
応をしていた。
 これこそ紳士的な態度と言うものだろう。
 監督も内心はかなり驚いていたと思う。
 小出監督は普段は酔っ払い風の怪しいキャ
ラクターで知られていたが、実際はごくまと
もな人間だと言うことがこれで判明した。
 
 その後、高橋選手はチームQと称して、3人
を雇った。トレーナーと練習相手、そして調
理人の3人である。
 プロとは言え、3人もの人を自分で抱えると
は異例である。
 高額年俸で知られるプロ野球選手でも、そこ
まではしない。
 加えて、米国のボルダーという高地に一軒
家を構えてそこで共同生活をし、トレーニン
グをした。
 彼らも永住権があるのではないので、最低
でも年に一回は帰国しなければならない。飛
行機代も人数分かかる。
 こんなこと、大リーグの選手でもしない。
 経済的に、とてもではないが採算がとれな
いからだ。
 それに、いつ突然現役が終わるかわからな
いスポーツ選手のために何人もの人を専従さ
せるのはスタッフ自身にもリスクが大き過ぎ
る。
 本当にスタッフの将来の生活のことを考え
ていたら3人も抱えることは出来ないだろう。
 小出監督を使い捨てにしたように、チーム
Qのスタッフも同様の道をたどることだろう。

 高橋選手は、国民栄誉賞受賞によりどこま
でも舞い上がってしまい、地上に降りてこら
れなくなってしまったのだろう。
 高橋選手の父は、娘の引退に際し、「今後
のことは今までお世話になった多くの皆さん
と相談しながら、じっくりと考え、ゆっくり
と人生を歩んでいってほしい」と語った。
 高橋選手も勝手な人間だが、この父親も随
分勝手な人である。
 今まで自分で常識も礼儀も破ってやってき
た自分の娘に一体誰が相談に乗ると言うのだ
ろうか。
 そんなお人よしがいるのだろうか。
 あるいは、再び政治家に利用されて舞い上
がってしまうのだろうか。