不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

高橋尚子と高橋マジック、そして夢を見たい大衆。

 私は女子マラソン高橋尚子選手が好きで
はない。
 世間が彼女をあまりにも持ち上げ過ぎてい
ることに私は違和感を感じている。
 そこで当ブログでは、異論を書いていきた
いと思う。

 高橋尚子選手の引退会見の報は一般紙でも
大きく取り上げられ、スポーツ紙では一面だ
った。
 新聞だけでなく、各マスメディアでも引退
会見を大きく取り上げた。
 彼らにとっては英雄の引退であるから、そ
れなりに大きく報じたいのだろう。
 だが、私には高橋選手は本当にそれほどま
でに偉大な人だったのだろうか、という疑念
がある。
 高橋選手が素晴らしかったのは、1998年か
ら2002年までの4年間だけで、それ以前と以
降は大した記録を残していない。
 実質4年間である。
 小出監督の元を離れてからはパッとしない
成績しか出せないでいたのだ。
 それにも関わらず2008年の今日までこうし
て話題を独占するほどの人気を保っていたの
は不思議としか言いようが無い。
 プロ選手としての記録が出せず、アマチュ
アの選手にも負け続けていたのに、6年も注目
を集ていたのである。6年間も引っ張り続けた
のだ。
 これは神業に近い。
 芸能人ならとっくに消えている。
 
 私は、高橋選手に夢中になっていた人達は
彼女に上手に騙されていたのではないのだろ
うか、と思っている。
 騙されていた、欺かれていた、聞こえがよ
く書けば夢を見せられていた、のである。
 一種の集団催眠である。
 私は、これを高橋マジックと呼びたい。
 
 良い結果が出せない状態が長く続いていて
も、熱狂的な声援を集め続けたというのは、
これはこれで大したものである。
 お見事な手腕である。
 これなら、仮に政治家になっても十分やっ
ていけるだろう。
 大衆は騙されやすく、夢を見たがっている
からである。