不二家憩希のブログ

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映画「マルタのやさしい刺繍」

 私は映画は殆ど観ない。
 面白いと感じる映画があまり無いからであ
る。
 特に最近のハリウッド映画は大袈裟なもの
が多く「地球の未来はこの男に託された!」
とか言われても、そんなのありえない、と思
ってしまうのだ。
 一人の男で地球の命運が左右されるなどと
言うことは決して起りえない。
 たとえ映画の設定としても度が過ぎている。
 地球はもっと複雑で厄介なものなのだ。
 そんな映画が多い中で、私は雑誌で興味深
い映画を見つけた。
 それは「マルタのやさしい刺繍」という作
品である。
 これは、スイスの小さな村を舞台にしたス
イス映画である。
 主人公は年配の女性、つまりおばあさんで
ある。
 最愛の夫に先立たれ、「私も死ぬ!」と言
い出した80歳のマルタを友人のおばあさんが
何とか励まそうとする。
 話をするうちに、マルタの若い頃の夢「自
分でデザインして刺繍をした、ランジェリー・
ショップをオープンさせること」が明らかに
なる。
 マルタの友人達はマルタの力となって、そ
の夢の実現のために奮闘する。
 しかし、保守的な村では「ランジェリー・
ショップを開くなんてとんでもない」という
見方が多く村の男性から妨害もされてしまう。
 というストーリーである。
 スイス人女性監督によるこの作品は、本国
スイスでも大ヒットを記録したそうだ。
 こういう話って、日本でも実際にあるよう
なことである。
 何か新しいことをしようとして、周囲から
白い目で見られたり、邪険に扱われたりとか
いうことはあるものだ。
 そうか、スイスでも同様なのか。
 
 この作品は全国で順次公開されていくよう
だ。
 詳細については作品の公式サイトがあるの
で、そちらをご覧ください。

 「マルタのやさしい刺繍」