不二家憩希のブログ

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ピーター・フォーク 刑事コロンボへの日々 その32

 1966年、ピーター・フォークの劇場映画への出
演は1作品だった。
 その作品”Penelope 美人泥棒”はナタリー・
ウッド主演のコメディ映画である。
 フォークはナタリー・ウッドとは、この前年公開
の”グレートレース”でも共演している。
 当時人気のウッドを中心に、共演にはイアン・
バネン、ディック・ショーンらでフォークは配役序
列4番目であった。
 テレビ・ドラマでは、主役を演ずることが多くな
っていたフォークではあったが、映画では主役を
任せられるところまでは至っていない。
 これは、テレビと映画との格式の違いなのか、
それともフォーク自身が業界内でそういうポジジ
ョンにおかれていたのであろうか。
 映画のストーリーをネタバレにならない程度に
紹介する。
 ニューヨークの大手銀行に最新式の防犯装置
が設置された。
 だが、その装置があっさり破られ6万ドルが奪
われてしまった。
 犯人は、何とこの銀行の副頭取ジェームズ・エ
ルコットの妻ピネラピだった。
 ピネラピは、主治医マニックスに窃盗狂と診断
される。
 マニックスは、何とか穏便に処理しようと試みる
が・・・。
 窃盗狂の妻に、ナタリー・ウッド、副頭取の夫に
イアン・バネン、主治医にディック・ショーンが扮した。
 フォークは、犯人を追うホレイショ・ビクスビー警
部役だった。
 フォークにとって、初の警部役である。
 この年、フォークが出演した作品は、殆どがコメデ
ィもしくはコメディタッチの作品だった。
 フォークもすっかりコメディ俳優の仲間入りしたよう
である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 10分割ではあるが、全編アップされている。
 
 ~続く~