不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ニューハーフにも寛容な国。

 「踊る!さんま御殿!!」を観ていたら、
はるな愛というニューハーフ・タレントと
その父が出ていた。
 この日の放送は、親子大会のようで他に
も俳優、タレントが親子で出演していた。
 はるなの父は、我が子が子供の頃からな
よなよしているので、何とかして男らしく
育てようと懸命だったのだが、父が打つ手
のどれもが功を奏さなかった。
 結局、息子はニューハーフとなり芸能界
にもデビューしたのだから、父の努力はす
べて水泡に帰した、と言うことになる。
 父親は、その奮闘談を面白おかしく話し
ているのだが、よく考えるとこれは大変な
苦労話である、ということに私は気が付い
た。

 息子がニューハーフになるなんて、男親
にしてみれば悪夢でしか無いだろう。

 日本は歴史的に見ても、良く言えば寛容、
悪く言えばいい加減なところがあり、こう
いったニューハーフのような存在を諸外国
ほど弾圧はしてこなかった。

 現代でも、特にイスラム諸国では、我が
子がニューハーフになるなどと言うことは
決して認められないことなのである。
 欧米では、割と認められているかのよう
に報道されているが、実態はそれほどでも
ないようである。
 それは、彼らがすぐにデモ行進をするこ
とからも見て取れる。
 真に社会的に容認されいれば、デモ行進
などしないものだからである。
 それに海外の方がゲイの天国であれば、
ゲイの皆さんが大挙してその国に移住しそ
うなものだが、そんな話は聞いたこととが
無い。
 皆さん、手術だけして帰ってくるのであ
る。

 70年代に当時人気絶頂だったポップ・ス
ターのエルトン・ジョンが、自分はゲイだ、
と告白した途端、彼の人気は急降下してし
まった。
 欧米人は気にしていないようで、実は気
にしているのである。
 欧米では法的には彼らの人権を認めては
いても、やはり彼らのような人々は疎外さ
れているのである。
 
 その点、日本はそのあたりがいい加減と
言うかテキトーで良いな、と思う。
 危害を加えないのなら、まぁ大目に見よ
うか、という空気が昔から日本にはあるの
だ。
 日本のこういう空気は、日本の知られざ
る大きな遺産であると思う。