不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

柿を買った翌日に、柿を貰う

 夕方頃、お隣のKさんが我が家にお越しになった。
「○○ちゃん、これ貰ったんだけど食べる?」とKさ
んは袋を、私に渡された。
 Kさんは、私が赤ん坊の頃からのお付き合いなので、
私のことは未だに、○○ちゃんと呼ばれるのだ。
 その袋の中には、オレンジ色のモノが入っている。
 柿である。
 二日続けての柿である。
 いやぁ~、私も昨日9個も買ったばかりなんですよ、
と言うわけにもいかない。
 と言うより、またまた柿が手に入って嬉しいのだ。
「柿はねぇ、すぐ熟しちゃうから、早めに食べてね」
 そうなのだ。柿は、すぐに熟してしまうのだ。
 熟しても食べられないことはないし、かえってその
じゅくじゅくの柿の方が好き、という人もいる。

 当地の近隣の町では、柿の栽培が盛んである。
 隣の町では、柿の収穫時期になると柿畑の横に、無
売店が出される。その無人売店も、世間的には破格
の値段で売られている。
 ただ、無人売店だけあって、店がいつ開かれるのか
が分からないのである。つまり告知が無いのである。
 私は、一度その畑直営の無人売店でも柿を買ってみ
たいと思ってるのだが、開店の日にちを把握していな
いので買えないでいる。
 当地では、柿は生産高が大きいので、ありふれた果
物になっていて、割と皆さん柿に有難みを感じていな
いようである。
 これは、漁村における魚とか、米どころにおけるお
米のようなものなのだろうか。
 実際、スーパーの特売品の価格よりもずっと安く手
に入るのであるから、その価値を真に認識することは
難しいのかもしれない。
 贅沢なものである。

 私は、食べ物を貰うということが大好きなので、有
り難く頂戴した。
 これで、またまた柿が食べられる。
 秋にも、少しは良い点があるようである。