伯父から贈られてきた進物の中に挨拶状が入
っていた。
そこには「熟すのがとても早い柿なので、早めに
食べてください」とあった。
へぇ~そうなのか。
その柿はボールのように丸い柿である。
何という種類なのだろうか?
ちょっと触ってみた。
なんだ。
カチカチじゃないか。
まだ当分大丈夫だな。
それから2日後の昨夜のことである。
私は、柿が入った箱を見てみた。
まだ大丈夫そうだな。
でも一応触って確かめてみておくか。
私は箱に手を入れた。
あれ?
柔らかい。
ぐにゃぐにゃだ。
もうかなり熟している。
少し力を入れて握れば潰れてしまいそうだ。
皮の中はゼリー状だろう。
あれから48時間しか経っていない。
もうこんなになるのか。
伯父の忠告通りである。
この柿は収穫後、極めて早く熟する種類のようだ。
少し急いで食べた方が良さそうだ。
今まで私が買ってきた柿では、これほど早く熟す
柿に当たったことは無い。
熟した柿は嫌いではない。
むしろ好きな方である。
それにしても早いな。
柿も種類によって違うのだなぁ。
私にとって新発見である。