不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

無人売店で柿を買う

 大通りの交差点を少し行ったところに先日、さつま
いもを買った無人売店がある。
 無人売店といっても、ここの場合、年に数日、しか
もこの季節だけ畑の横の土地で椅子の上に並べて売ら
れているだけである。
 先日買ったさつまいもは、なかなか良かったので、
また売っていないかな?と、そこを通るたびに売店
開店していないか気になっていた。
  
 昨日、スーパーに買い物に行く途中もそこを通った。
 おっ、やってる。またさつまいもか?
 近づいてみると、今日は柿だった。
 長椅子の上に、ビニール袋に三個ずつ入れられてい
る。その脇には、少し太めの棒にこう書いてある。
「○○産の次郎柿です。一袋100円」
 その柿は、隣の市の農業の盛んな地域で採れたもの
らしい。
 そして、値段が3個で100円である。
 普通の店で売っているものと、同じ大きさのつやつ
やとした柿である。
 安い。
 ここの柿は、昨年も買ったのだが、その時の柿もお
いしかった。
 となると、今年もおいしいに違いない。
 それにしても、安い。
 当地は、柿の産地なので、安さに一層の拍車がかか
るのだろうか。少しばかり安くても、売れないかも?
と生産者サイドで思っているのかもしれない。
 私は、3袋買った。
 
 しめしめ、これでしばらくは柿が食べられる。
 柿は、果物のなかでも際立って健康効果が高い、と
されているらしい。おいしくて健康に良いとは、嬉し
い限りである。
 
 今年も味覚の秋を再び無人売店のおかげで味わうこ
とが出来そうだ。
 売店のオーナーさん、来年もよろしくお願い致しま
す。
 無人売店は、いつ買っても嬉しい気分を味わえる。
 不在による信頼の確立である。
 コミュニケーションを廃しているにも関わらず、そ
こに信頼感が醸成されているのである。
 こういった関係は、末永く続いて欲しいと思う。