不二家憩希のブログ

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亀田一家の再度の謝罪とその背景にあるもの

 ボクシングの協栄ジムによる亀田一家に対する処分が
発表された。
 亀田一家に対しては、先日日本ボクシング協会により
処罰が行われている。今回の措置は、協栄ジムと亀田
一家とのこじれた関係を一掃する目的もあったと思われ
るのだが、それに加えて、先日の謝罪会見における父・
史郎氏のよろしくない態度に批判が殺到したため、改め
て行われたものと思われる。
 今まで傍若無人な態度をとってきた協栄ジムと亀田一
家が、再度お詫びをするとは、一体どこからそんなに強
い批判がなされたというのであろうか。
 あの金平会長と亀田の親父が、マスコミに叩かれた位
で2度も謝罪会見をするとは考えにくいのだ。 

 私は、ヤクザが亀田一家を非難したためと見ている。
 ヤクザは、自分達は法から外れた生活を送っているに
も関わらず、ボクシングのような真剣勝負、いわゆるガ
チンコが大好きなのである。
 このあたりが人間の面白いところである。
 人は、自分とは違う世界に生きるものに対して憧憬の
念を持ちやすい。
 ボクシングの試合のチケットを暴力団関係者が大量に
購入し、一種のスポンサー的な存在になっているケース
は珍しくは無い。
 ヤクザは、ボクシング業界にとって大事な上得意様な
のである。
 そのヤクザたちも、今回の亀田一家の試合とその後の
対応については腹を立て、亀田一家と協栄ジムにクレー
ムをつけたのではなかろうか。
 この世界でやっていけないようにしてやるぞ、とか言
われたのだと思う。

 亀田一家のように、普段威張っている人間ほど上位の
力から強い圧力をかけられると別人のようになってしま
うものである。

 それにしても、人間は頭を剃り上げると反省したよう
に見えてしまうので不思議である。
 ただ、髪を短くしただけなのであるが、そこに反省の
意を汲み取ってしまうという点が、私達日本人の条件反
射とも言える。
 謝罪の意を表すには、最も手軽でインパクトや効果が
大きいのである。
 髪は、いざという時に便利なものなのだ。
 今回の謝罪会見では、髪は大事な友達であることを再
認識させられた。