不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

赤福を報じない腰抜け週刊誌たち

 日本の週刊誌は、今回の赤福の件については一切
触れようとしない。
 文春、新潮、現代、ポスト、サンデー毎日週刊朝日
と出版社系も新聞社系も揃って沈黙してしまっている。
 不二家ミートホープに関しては、あれだけ書いてお
きながら赤福にはコメントの一つも載せていない。
 これはどういうことなのだろうか。
 それは、これらの週刊誌が赤福に押さえ込まれてしま
っているからである。
 どのようにすれば、そんなことが可能なのか。
 実は赤福は、紙メディアに大量にして大型の広告を出
稿しているのである。
 赤福は、紙メディアにとって大事なお客様なのである。
 ここ最近の赤福の雑誌広告は、その企業規模では考え
られないほどの規模があった。
 カラーの両面見開きの広告を、毎号掲載していた。
 このような派手な広告を出すのは、普通はトヨタのよ
うな自動車会社や武田製薬やサントリーといった大手企
業に限られている。
 赤福は有名な会社ではあるが、これらの大企業ほどの
企業規模はない。
 なのに、それらの日本のリーディングカンパニーと同
じスケールの広告を載せ続けてきたのである。

 紙メディアも、普段は国家天下を論じておきながら、
自分の会社の上得意のお客さんの不祥事に関しては、何
も語ろうとしないのである。
 彼らもまた、正義よりも保身が一番なのである。
 自分達の損になることには、関わろうとはしないので
ある。常にトクを目指して増殖と繁栄を図ろうとしてい
るのである。
 また、相手が御しやすし、と見れば卑劣な手段を用い
てでも取材をし、目を引く紙面を作ろうとする。
 スポンサーにはもみ手で接し、トクにならない対象に
は活字の暴力を振るう、という分かりやすい性質を持っ
ている。これでは、街のヤクザと同じである。
 彼らの本質は、ただの弱いものいじめなのである。

 紙メディアは、新聞も含めネットに追い込まれている
未来の無い分野である。
 この上、正義を放棄してまで保身に走ろうとするのな
ら、その命脈が尽きる時もそれほど遠い先の話ではなか
ろう。

 ひょっとしたら、紙メディアはすでに終了していて、
私たちは、その残像を見ているだけなのかもしれない。