不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ネットに新たな知識を求めるということ

 ネットでサイトを検索して、そのサイトに行ってみると、その
サイトの内容は本や雑誌の丸写しだった、ということがよくある。
 ネット上の、特に私設のサイトは、実に引用が多い。
 たちが悪いのは、それらの内容が本や雑誌からの引用である旨が
、殆どの場合、記載されていないことである。
 本や雑誌に未掲載の情報が、ネットだけに掲載されるというのは、
極めて稀なのではないか?
 私のみたところ、知識として蓄積するだけの意義があるものとい
うのは、残念ながら、皆無ではないものの、少ないと言わざるを得
ない。
 ネットの特徴のひとつには、模倣の伝播ということがあると言え
よう。
 ネットだけの知識に頼っている人々の中では、皆と均質・共有化
された知性と感性いうものが標準化されていくことになるだろう。
 知識と感性の共有は、不安定な人の内面に安定感をもたらす。そ
れが、良質なものであろうとなかろうと。
 人は物質や金銭の共有には、抵抗があっても、知性と感性の共有
については、大歓迎なのである。

 ネットに、新鮮な知識を求めても無駄なのであろうか?