私は、断塩生活を2週間続けたことがある。
気分爽快で体調も極めて良かった。
だが、2週間を区切りに断塩生活を止めた。
何故か?
それは、断塩により食べられる物が限られてしまい、その食生活に飽きてしまったからである。
日常の食生活から塩を完全に抜くとなると、食べられるものは限られてくる。
殆どの調味料は使えない。
塩が入っているからだ。
マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシングなどにも塩は入っている。
市販のパンにも塩は入っている。
うどんなどの麺類にも入っている。
茹でる際に塩分は抜けると言われているが、完全に抜けるとは思えない。
ゆで麺は元々塩分量が少ないが、乾麺はかなり入っている。
となると麺類は排除される。
いわゆるパスタ類には、塩分は入っていないが、それらを味付けなしで食べるのは、難しい。
断塩生活で、使える調味料は、酢、柑橘系果汁、砂糖類、塩分が入っていない香辛料だけである。
これらだけで、食べ物を食べなければならない。
私の場合は、主食の米飯を酢や砂糖で食べるということになる。
これは,ちょっとした苦行である(笑)
なかなか厳しい(笑)
そうしたことにより、私は断塩生活を2週間で中止したのだった。
私もまだまだ未熟である。
精進が全然足りない。
「果物だけで暮らすというのは?」という声もあるかもしれない。
私は、以前にりんごだけで1週間暮らしたことがある。
この時も、りんごに飽きてしまった。
りんごだけ食べて、あとは水だけである。
試してみればすぐわかるが、約1日で飽きる。
食べるのが苦痛になってしまう。
さて私は、この1年の間に塩分が無くても、十分暮らしていける食生活を発見した。
そして今も、それを実践中である。
ただ他にも塩分が入ったものも食べているので、一種の減塩生活と言えるだろう。
いずれまた、完全な断塩生活を実行することがあるかもしれない。
私の希望は、断塩というより無塩生活である。
それは、いつのことになるのか?
決めるのは私自身である。