不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

いまだに咲いている朝顔

 我が家の朝顔は、未だに咲いている。
 もう10月18日というのに、大した生命力である。
 当地もこの時期になると、朝晩は15℃、最高気温
が23℃になりすでに朝顔向きの気候ではない。
 しかも、この朝顔は私が種をまいたのではなく、昨
年の花から自然に落ちた種が生長したものである。
 その上、手入れも殆どしていない。
 夏の暑く雨が降らなかった時に、2~3回程水をや
った程度である。
 もちろん、肥料なども与えてはいない。
 それでも、生き続けているのである。

 つる系統の植物は強い。
 見た目はひょろひょろしているので侮ってしまうが、
そんな見かけに惑わされてはならない。

 弱そうに見せかけて、実は強いというケースは人間
界にも存在する。
 あ~この人大丈夫かなぁ?というような人が案外強
かったりする。
 人は見かけにはよらないものである。

 人間は、それまでに経験してきた人生の中で一定の
判断基準を形成してきてしまっていて、普段はその判
断基準と言う思い込みで行動の行方を決定してしまう。
 過去に起きたことは、正しいという実は根拠のない
信念に基づいているのである。

 朝顔は、育てやすく実は頑健である。
 これで、何らかの食用とかになったり、ヘチマのよ
うに化粧水やたわしを作ることが出来たら言うことが
ないのだが、そう人間の思い通りにはいかない。
 朝顔は、仮に人間が食べると毒なのだそうだ。
 
 ひょっとしたら、たくましいということは、内面に
毒を持っているということなのであろうか。

 もっとも何も朝顔を食べなければ良いだけのことで
あるが、この話を読んだ時は少しショックだった。
 
 さて、この朝顔は今年はいつまで咲いているのか。
 私は、世話をしないくせに、そんなことは気になっ
ている。