夕方6時、お隣のNさんが来られた。
「ちょっと余計に作っちゃんだけれど、食べる?」
ラップで覆われた紙皿即答で受け取る。
紙皿は二重に重ねられている。
皿越しでも温かい。
ラップに水蒸気から変わったばかりの水滴がついている。
本当に出来たてである。
ラップを剥がす。
ピラフだ。
私はすぐに食べ始めた。
おいしい。
いつもながら品の良い味付けである。
ほぼプロレベルである。
本当に作りすぎてしまったのか?
哀れな食生活を送っているであろう私を憐れんで持ってきてくれたので
あろう。
本当に有り難いことである。