不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お祭りに参加した。2023年 その⑧

 午後6時になった。

 私の今回の任務である交通整理は、午後7時からである。

 1時間早いが出かけることにした。

 お祭り集会所で時間が来るまで待機しよう。

 家を出てほんの数分でお祭り集会所に着いた。

 そこには10人ほどがおられた。

 お喋りしたり、アルコールを飲んだりしている。

 基本的に、ここのお祭りはアルコール摂取に寛容である。

 お祭り集会所に行けば、アルコールは自由に飲める。

 飲み放題である。

 ただ黙って飲みまくるという行為は推奨されない。

 むしろ咎められる。

 集会所に集う方々と円滑なコミュニケーションをとりながら、楽しく飲むことが要求される。

 これがなかなか難しく、それなりのスキルが必要となる。

 そのため、酒好きであっても、集会所には来ない参加者もおられる。

 人とのやり取りが面倒なのであろう。

 私は基本的に飲酒はしない。

 緑茶のペットボトルのお茶を飲んだり、おつまみを食べたりして皆さんの話を聞いている。

 概ね体調不良の話題が多い。

 体調不良の話は、自虐ネタであり、話すことにより新たな医療情報を入手する機会にもなる。

 それにしても、多いな。

 そんなに体が思わしくないのなら、アルコールをそんなに飲んでいたらイカンでしょう、と思うのだが、そう考えないらしい。

 「酒は飲みたいだけ飲んで、その上で健康管理する」という方針のようだ。

 呆れるというか笑える。

 「ご自分の体なので、ご自由にどうぞ」としか言えない。

 だが、自分が飲み過ぎだと言う自覚がある方もおられる。

 私がお酌をしようとし、勧めるが「有難う、でも、もう飲まない」と断る方もおられる。

 この日の昼の席のことだが、NZさんにビールのお酌を何度も試みたが、最初の一杯だけで、それ以上は飲もうとはしなかった。

 NZさんは以前は傍目にも飲み過ぎな感じだった。

(このままいったら、遠からずアルコール依存症になるだろうな)と誰もが感じたほどだった。

 NZさんに何があったのか?

 NZさんは酒量を抑える方向にシフトしたようだ。

 偉いな。

 なかなか、できないことである。

 何らかの転機となるようなことが起きたに違いない。

 喜ばしいことである。

 

 ~続く~