今日明日の土日は、町内のお祭りである。
当町内は幹事の年回りなので、私も参加せざるをえない。
「絶対出たくありません!」と参加要請を突っぱねることも可能である。
だが、そんなことをしたら後々風当たりが強くなることは避けられない。
今年は仕方なく、だが嫌々な素振りは見せること無く参加を受け入れた。
行事開始時刻は朝7時半である。
まぁまぁ早い時刻である。
お祭りは土曜の正午からで、土曜の午前中はその準備のため、7時半の開始は致し方ない。
開始時刻には集合場所に着いていなければならないので、それに合わせて家事も早く済ませておかねばならない。
いつもの土曜日よりも、早く起きることになる。
眠気が残るいつも以上にボンヤリとした頭で、家事を済ませ、急いで集合場所に出かける。
幸いにもこの土日から週明けまで晴天の天気予報が出ている。
今日土曜日は予報通り晴天となった。
当地としては異例の天候である。
当地の皆さんはきっちりしておられる方が多く、私は10分前に到着したのだが、すでに大半の方が集まっておられた。
お祭り集会所で、法被、帽子、布マフラー、ゴム付き作業手袋を渡される。
法被はクリーニング済み、手袋は新品である。
少なからず経費がかかっている。
仮に雨が降った場合には、簡易雨合羽も支給されるという予定だった。
どこにそんなお金があるんだ?と思うが、それだけお祭りには力を入れているのだ。
冷めた目で観ているのは私くらいのものである。
参加する皆さんがお祭りに熱心で、熱い気持ちで参加している。
私はここでも異端者である。
生まれ持ってのへそ曲がりなので仕方ない。
それでも参加するだけマシである。
法被に袖を通し、帽子をかぶり、布マフラーで帯代わりに法被の前で縛る。
布マフラーは首に巻いても良いのだが、色がピンクなので気が向かないので、それは止めた。
開始予定時刻になったので、皆で作業場所に移動を始めた。
~続く~