不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

龍神様へお願い。その①

 今年の当町内が参加したお祭りは、珍しく天候に恵ま
れた。
 数滴の雨粒は落ちてきたが、降雨というほどではなく、
それも数分だけのことだった。
 その時屋内にいた人は、それすらも気が付かなかった
かもしれない。
 「100%降る」と言われている当地としては異例のこと
である。
 それでも土曜日には当町内連合会の上空にだけ真っ
黒な雨雲が浮かんでいた。
 それは降らせようという意思すら感じさせるものだった。
 だが、数滴の雨粒以外には降らなかった。
 これは、どういうことなのか?
 実は私には心当たりがある。
 私は当地のお祭りが毎年雨に見舞われることに嫌気が
差していた。
 なんとかならないものか?
 そう言えば、自然における水の作用は龍神が支配して
いるという伝承がある。
 雨も龍神支配下らしい。
 ひょっとすると、当町内において龍神に対して何かご無
礼があるのでは?と思い至った。
 あまりにテキトーなことをしているので、雨を降らせて気
づかせようとしているのでは?とm思った。
 早速当町内で竜神を祀っている場所はないか、探してみ
た。
 無い。
 当町内の神道関連の祭祀は、良く言えばさっぱり、あっさ
りしている、悪く言えば簡略化が進み過ぎでは?と思しき傾
向がある。
 では、龍神はどこで祀られているのか?
 私は探すことにした。

 ~続く~