不二家憩希のブログ

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お祭りに参加した。2023年 その⑥

 食事とお酒の時間がそろそろお開きの時間となった頃合いを見計らって、私はお祭り集会所を抜け出す。

 11時から午後4時氏神様の境内で、抽選会があるのだ。

 事前に町内の各戸一枚ずつ抽選会参加券が配布されている。

 シリアルナンバー付きで、景品がなくなり次第終了の空くじなしのようだ。

 1等はクオカード、2等はお米5キロ、3等は宝くじ、4等は市指定ごみ袋、5等はサランラップである。

 お米以外は保存がきいて、保管場所に場所を取らず、どれもが生活必需品かそれに準じている。

 堅実な当地な土地柄を反映した景品だと言えよう。

 宝くじにギャンブル性を見て「堅実とは言えない」と言う声もあろうかと思うが、そこはお祭りである。

 高額当選ともなれば、話題を提供してくれるので、お祭り宣伝の効果は見込まれる。

 氏神様の境内には、町内連合会の白屋根のテントが3張り建てられている。

 私が氏神様につくと抽選のテント前には、20人ほどの列ができていた。

 さて、どれが当たるかなぁ。

 私の番が来て抽選機を回す。

 4等の市指定ごみ袋が当たった。

 レジ袋に入れられた景品の中身を見る。

 燃えるゴミ袋と燃えないごみ袋の2種類が入っている。

 おぉ、これは良いな。

 ゴミ袋は生活必需品の筆頭格である。

 それに加えて地元の信用金庫のポケットティッシュが一個入っている。

 抽選を終えると、その横で甘酒と綿あめの配布が行われている。

 これらは無料である。

 無料とあれば、貰うのが私の行動パターンである。

 私は甘酒を頂いた。

 町内連合会では甘酒製造ベンダーを所有している。

 お祭りのほかでは、大晦日の年またぎの0時以降に参拝者に無料でサービスされる。

 ここの甘酒を飲むのは久しぶりだなぁ。

 う~ん、おいしい。

 甘酒好きな私にはたまらない味である。

 本当は綿あめも欲しかったが、さすがに人目が気になり諦めた(笑)

 私は景品を手に氏神様を出た。

 熱心なもしくは真面目なお祭り参加者は、午後もずっとお祭り集会所に居る。

 私はそこまでの熱意は無い。

 私はこっそりと、家に帰った。

 

 ~続く~