不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

氏神様に桜。

 先週の金曜日、最寄りの桜が開花した。
 その時は「咲いた枝が数本ある」という程度だっ
た。
 あれから数日経っている。
 そろそろ花も揃っているのではないか。
 私は自転車で家を出る。
 用事先に着くまでにも見ることができるだろう。
 快晴である。
 風もない。
 当地で無風の日は少ない。
 気温も平年を超え暖かい。
 氏神様が見えてきた。
 おぉ、咲いてる。
 快晴の青空に向かって枝が伸び、花を咲かせて
いる。
 午前中なので空の青さも薄く、桜の色とマッチし
て見える、
 境内には何本も桜の木がある。
 どの枝も花で一杯だ。
 まだ満開ではなさそうだ。
 今週末までは大丈夫といったところか。
 当町内連合会のお祭りが行われる週末でもある。
 満開の桜の木の下で、お祭りのパフォーマンスが
展開される。
 舞台装置としては、最上である。
 当氏神様は特徴のない地味な社であるが、この
桜が文字通り「花を添える」形となる。
 桜が満開の頃に、お祭りがくるようになっている。
 それを考慮に入れて植えられているのだろうか。
 特に名所というわけではないが、神社という場所
柄からか趣が感じられる。
 とうとう春がやってきた。
 私は用事先に向けて走り出した。