不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

まさに今、終末の時。その④

 終末の時は、私が考えていたような段取りでは来なかった。

 私は①環境破壊や惑星激突等により地球は生物の生命維持に関わる事態になり、それにより人が亡くなっていく。

 ②戦乱により文明が完全に破壊され、それにより人が亡くなっていく。

 このいずれかか、あるいは両方だと考えていた。

 これらは多くのSF小説などでもテーマになっていたことである。

 だが、実際にはそうはならなかった。

 自然は万全ではなくとも辛うじて維持されているし、酸素の計り売りなどということもない。

 観測によれば惑星が激突することも、当分は無さそうだ。

 局地的な戦争はあっても、世界大戦に至ってはいない。

 それ以前の世界と同じように見える。

 自然は美しいし、人々はこれまで通りの営みを続けている。

 そんな中で何が異なっているのか?

 最初に見えざる力により、人の心に覆いが掛けられた。

 次に、新型コロナウイルスが発生し、感染が拡大する。

 一部の人は覆いの力を跳ね除け、真実に目覚める。

 だが、大半の人間は新型コロナウイルスに過剰な恐怖心を抱いてしまう。

 覆いの力と自らが生んだ恐怖心により、彼らはマトモな判断力を失ってしまった。  

 狂気の状態になってしまった。

 そこへ新型コロナワクチン完成の報告が入った。

 世界中の殆どの指導者は、判断力を失っており、すぐにワクチンに飛びついた。

 そして自国民に接種を呼びかけ、多くの国民もそれに応えた。

 国民もまた恐怖心によりワクチンを渇望していたからである。

 ワクチン接種は、前例の無いペースで行われた。

 接種の回数も、当初は「2回で完了」とされていたが、少しずつ変更され、今では4回目接種が行われおり、5回目接種の準備も進んでいる。

 段々と増えていく接種回数にも、接種者は疑問を抱かず受け入れている。

 自らの恐怖心により奴隷化されてしまっている。

 恐怖は奴隷化をもたらす。

 ワクチンが主人で接種者が奴隷である。

 これが、現在も進行中の状況である。

 

 ~続く~