今日は4月1日、エイプリルフールである。
「嘘をついても良い」とされる日である。
正確には「罪の無い嘘であれば」と付け加えるべきかもしれない。
さて、私は基本的に嘘をつかない。
基本的に、としたのは実際には都合が悪い時でも「あぁ、大丈夫です」と言ったり、何らかの事態により傷つけられた時に「大丈夫です」とか言ったりは、する。
場の空気を読んだり、物事の進捗のリズムを止めないようにという配慮からである。
それでも、嘘は嘘である。
理想としては全面的に正直であることが望ましいのだが、世渡りを考えてしまい妥協してしまうのだ。
人生は修行であり課題はいくつかある。
正直に生きるということは、主要にして最重要課題の一つである。
では、何に対して正直に生きるのか?
自分の欲望であるのか?
これはNoである。
「欲望に正直なことは人して正しい」という風潮、意見がある。
だが、これは間違っている。
単に堕落し動物に退歩していくだけである。
人には従うべき道というものがある。
おっと、脱線気味である。
ここでいう嘘をつく、つかない、とはそういう意味ではなさそうだ。
自分に対してではなく、対人関係における態度、反応であろう。
「人には嘘をつかない」ということであろう。
まぁ、それを完璧にこなすのは難しいことである。
しかし、世界には極稀ではあるが本当に嘘を言わない人もおられるようだ。
一種の驚異である。
私も「嘘を言わないように」と努力はしつつも妥協してしまう。
まだまだ未熟である。