競泳の池江璃花子選手が先日のレースの結果、東京五輪の代表に選ばれた。
決勝直後の池江選手のインタビューに次のような発言があった。
――今の気持ちは?
「まさか100メートルで優勝できると思っていなかったし、5年前のオリンピック選考会よりもずっと自信もなかった。『ただいま』っていう気持ちで入場した。すごくつらくて、しんどくても、努力は必ず報われるんだなと思います」
この「すごくつらくて、しんどくても、努力は必ず報われるんだなと思います」という発言が話題となっている。
”努力しても報われないことは、世の中にいくらでもある”というのである。
確かにその通りである。
どんなに努力しても必ずしも報われないと感じている人は多いのではなかろうか?
だが、成功者は、そうした声に追い打ちをかける。
「報われない努力があるとするなら、それはまだ努力とは言わない」
さすが王貞治、普通の人の気持ちがまるでわかっていない。
王は結果的に自分が成功したからそう言えるのである。
天与の才能の持ち主が陥りやすい愚かさを王貞治は持っている。
これは愚かさであり傲慢である。
スポーツにより人の心が磨かれるというのが嘘だということがよくわかる発言である。
人格者と言われる王貞治でさえ、この有様である。
有名スポーツ選手が実は薄っぺらい人が多いというのは偶然ではない。
古より多くの高名な武芸者は不遜、傲慢の咎により自ら魔道に堕ちていっているのである。
有名スポーツ選手も同様である。