不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

氏神様は七五三。

 この前の日曜日、私は食料品の買い出しやその他の用事のために自転車

で家を出た。

 晴天で空気も爽やかである。

 氏神様が見えてきた。

 大きな看板が出ている。

 ”七五三”だ。

 あぁ、そうか、今日は七五三の日か。

 鳥居の前に浅葱色の袴の禰宜さんが二人、境内の方を向いて立っている。

 普段は無人氏神様であるが、大きな行事の際には禰宜さんが現れる

のだ。

 では、買い出しその他の用事が済んだら寄ってみよう。

 これは私のいつものパターンである。

 その場ですぐに自転車を停めてお参りすれば良いのだろうか、そうはしない。

 まずは当初の予定をこなし、その後に参拝である。

 この時、時刻は午前9時を少し回ったところであった。

 この日はまず「来てくれ」と言われていたお宅へお邪魔した。

 そこで用事を済ます。

 そのお宅を出たのが、午前11時過ぎだった。

 その後、いつものスーパーに行った。

 予定の品物やその他の物を購入した。

 これで用事は終わりである。

 私は自転車を氏神様へと走らせる。

 氏賀様へ着いたのは、もう少しで11時半という頃だった。

 私は鳥前に自転車を停めた。

 境内には七五三の晴れ着の子供を中心に、その家族が何組もいるのが見える。

 着物の女の子が参拝を終えて参道を歩いてくる。

 それほど嬉しそうな顔をしていない。

 着慣れない着物にどうしても馴染めないようだ。

 まぁ、そんなものだろうなぁ。

 「いつまでも着ていたい」という子と「早く脱いでいつもの洋服に」という子に分かれそうである。

 私はその子とすれ違って参道を歩く。

 境内は華やかである。

 主役である子どもたちの他にその家族もピカピカの装いである。

 本殿をバックに記念撮影が行われている。

 撮影は禰宜さんがしている。

 なかなかサービスが良いな。

 私は写真に写らないように待っている。

 さて終わりかと思うと、まだ終わらない。

 私は本殿での拝礼を諦めた。

 本殿横奥に祀られている摂社に参ることにした。

 摂社であるが、祠の前には小ぶりだが立派な石の鳥居がある。

 今日のお参りはここで済ますことになるな。

 私は本殿に戻る。

 まだ本殿前では人が集まり撮影している。

 年に一度、衣装も整えての七五三である。

 写真をしっかり撮っておきたいのであろう。

 私は賑わいを見せる家族たちとすれ違って参道を歩き境内を出た。

 そして自転車に乗って家に帰った。