私は食料品の買い出しに自転車で家を出た。
途中、氏神様の前を通りかかる。
かを話している。
あぁ、今日は七五三か。
当地の氏神様では今秋が七五三のようだ。
近くの駐車場には参拝客が集まり始めていた。
それでは、帰りに寄ってみよう。
買い物が済んで、再び氏神様に向かう。
七五三の参拝客が入っていくのが見える。
幟が立てられ、提灯も下げられている。
社務所には幕が張られ、いくつか装飾されている。
いつもは地味な雰囲気の当氏神様ではあるが、今日
は華やいでいる。
私は七五三とは関係がないが、参拝する。
境内には禰宜さんが7~8人もいる。
参拝客はいずれも正装やおめかしをした装いである。
私はいつもの普段着でその中に紛れ込む。
拝殿前には弾んだ空気が溢れている。
これは珍しいな。
私はいつも通りに拝礼する。
楽しそうな雰囲気の中私は参道に戻る。
新たな七五三の参拝客と入れ替わりに私は鳥居を出
る。
晴れた日曜日の午前、私は自転車で家に帰った。