私は基本的に要らないものだと考えている。
国民栄誉賞も要らない。
勲章や国民栄誉賞を受賞する人は、すでに社会的に大
いに報われた人たちばかりである。
地位も名誉も富も十分手に入れた人たちばかりである。
その分野では頂点に位置する人ばかりである。
そうした人を尚も褒め称えなければならないのか?
受賞者のエゴが太っていくばかりである。
マトモな大人にはならないであろう。
しかも勲章にはグレードがある。
これは人の虚栄心をくすぐる。
嫉妬心も刺激する。
低い勲章を受けた人は、その上を意識するようになる。
次にはより上の勲章が与えられることを期待する。
エゴがより育っていく。
醜さが増していく。
勲章は人をダメにする仕組みなのである。
こうしたことを国の機関が行っている。
嘆かわしい。