れている秋葉様の石の祠の前である。
祠の前の両脇に幟が立てられている。
氏神様のお祭りの時の幟よりも丈が短い。
半分くらいの長さに見える。
私たちがお祭りの式場に到着したのは開始時刻の午後
3時ちょうどだった。
私達を待っていたかのように、行事は始まった。
神職が祠の前に立つ。
参列者が横一列に並ぶ。
神職は濃い緑色の祭服を着ている。
相撲の行司のような光沢を持った鮮やかな祭服である。
全面に大きな金字の紋章が並んで付いている。
黒の木沓がピカピカに光っている。
神職が司会進行と儀式祭祀を兼ねて行事は進む。
自分で「○○です」と説明しながら行っていく。
ちょっと面白いな。
それにわかりやすくて良い。
「意味がわからなくとも有り難く受け止めよ」といった威
圧の姿勢がゼロである。
こうした態度は好ましいなぁ。
~続く~