私はまず、Kさん宅へ行った。
奥さんが庭の手入れをされている。
私は道に落ちている飛来物の説明をする。
奥さんは奥にいる旦那さんを呼ぶ。
私は二人を飛来物のところまで案内する。
お二人ともふすま大の板が飛んできたことに驚いてい
る。
これに心当たりはないか?と尋ねると奥さんは、TSさ
ん宅の裏手の物置の屋根がこんな感じだ、と言う。
私は(えぇ~、屋根を飛び越して飛んでくるかなぁ?)と
思った。
奥さんが見に行きましょうと歩き始めた。
私は無駄足になるとわかっていたが、同意した。
グルっと回ってTSさん宅の裏手に着いた。
見ると半透明の屋根ではあるが、素材も形状も大きく異
なっている。
家の前に戻ってきて、飛来物の今後について話し合う。
と言って話し合うことも特にいないのだが、一応Kさんに
もこの状況を知っておいてもらった方が良いのではという
私の判断からである。
私がさっさと処理してしまい、後になって「あれはうちの
板だ」と言ってきた人があって揉めた場合に味方になって
もらおうという算段からである。
結局、想定通り私が市役所に通告して処理を頼むという
ことになった。
さて、次はNさん宅である。
~続く~