不二家憩希のブログ

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号砲を頼りにお祭りへ。その⑬

 私は拝殿前まで進む。
 拝殿前には机?台?が置いてあり、その上にいろいろと
供物が載っている。
 当地の氏神様ではこういうことはしていない。
 氏神様はあっさりとした祭祀の傾向があるようだ。
 良く言えばあっさり、悪く言えば省略であろうか?
 そもそも省略しても良いのか?
 いずれにせよ、様子が異なっている。
 私は神道にはまるで詳しくないので、よくわからないが、
単純な見た目でも違いがあることがわかる。
 扱いが違うという感じである。
 そういうことをしているから、氏神様の境内や拝殿の雰
囲気が今ひとつなのではなかろうか?
 さて、このS神社はそうではない。
 決めの細かそうな祭祀がされているように見える。
 お祭りということで拝殿の扉が開いている。
 中を覗く。
 そこには一種の荘厳さが漂っているように見える。
 私は拝礼、祈願をする。
 しばしの沈黙の時間が過ぎていく。
 私は退き段を降りる。

 ~続く~