拝殿前には机?台?が置いてあり、その上にいろいろと
供物が載っている。
当地の氏神様ではこういうことはしていない。
氏神様はあっさりとした祭祀の傾向があるようだ。
良く言えばあっさり、悪く言えば省略であろうか?
そもそも省略しても良いのか?
いずれにせよ、様子が異なっている。
私は神道にはまるで詳しくないので、よくわからないが、
単純な見た目でも違いがあることがわかる。
扱いが違うという感じである。
そういうことをしているから、氏神様の境内や拝殿の雰
囲気が今ひとつなのではなかろうか?
さて、このS神社はそうではない。
決めの細かそうな祭祀がされているように見える。
お祭りということで拝殿の扉が開いている。
中を覗く。
そこには一種の荘厳さが漂っているように見える。
私は拝礼、祈願をする。
しばしの沈黙の時間が過ぎていく。
私は退き段を降りる。
~続く~