不二家憩希のブログ

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号砲を頼りにお祭りへ。その⑫

 私は本殿へと進む。
 素盞嗚命への拝礼は久しぶりだと思われる。
 前がいつだったか、わからない。
 おそらく初めてではない。
 私はこれまでの人生で、いろいろと神社に参拝してきた
が、それらの機会の多くでその神社の主祭神がどなたな
のか確認せずに参拝してきたからだ。
 ○○神社、○○大社、○○神宮と参拝してきたが、人に
連れられて、その流れでの参拝である。
 祭神がどなたかなど、一つも気にしてこなかったのであ
る。
 良く言えばこだわりがない、悪く言えば適当過ぎるので
ある。
 まぁ、私の神道に対する意識はそんな程度のものだった
のだ。
 尊重しつつも、知ろうとはしない。
 いい加減なものだった。
 では今はどうなのか?
 今も私は神道についての知識は極めて薄弱である。
 全然知らない人よりはマシだろうが、ほぼ知らないに近い。
 ただ、神聖さについては気にかけるようになってきている。
 真面目に参拝している方々の作法を見ていると、(自分も
そうした方が良いのかも)と思い始めたのでである。
 祀られている神様も(あぁ~、またいい加減な奴が来たな
ぁ)と呆れておられるに違いない。

 ~続く~