コライ・ゲッダ」だった。
声楽か。
私はクラシックの声楽にはほとんど興味がない。
そのため、知識は実に貧弱なものしか無い。
この日の番組も聞く気は無かったのが、時間の流れによ
り惰性で聞き始めた。
はじめにデビュー盤がかかった。
素晴らしい。
きらめくような美声である。
高音の冴えは格別である。
へぇ~、こんな凄い歌手がいたのか。
ネットで調べると、クラシック音楽史上でも屈指の大物
だそうだ。
高い人気があり録音された盤も膨大なのだそうだ。
知らなかった。
ひょっとしたら、どこかで聞いていたのかもしれないが、
聞き過ごしていたのだろう。
聞く気がなく聞いていると、記憶にかすりもしないのだ
ろう。
ニコライ・ゲッダの歌声には、艶と伸びがある。
押し付けがましくない前向きな姿勢が感じられる。
あぁ、良い歌手を知ることが出来た。
良い日曜日である。