したがって中学校の同窓会など行く気になれない。
だが、私は現在生地に住んでおり、同級生は近くに何
人もいる。
同じ町内会にも数人いる。
市内で行動していれば会いたくなくとも会ってしまう。
といっても同級生であっても特に仲良しでなければ、普
段は交流はない。
しかし、彼らはズケズケと近寄ってくる。
「フジヤくんだよねぇ?」
あぁ、会いたくない人に会ってしまった。
早くこの場が終わらないかなぁ。
彼らは遠慮がない。
同級生ということで気安いのか、極めて友好的なのだ。
私も普段なら気安く話しかけてもらって結構なのだが、
同級生は例外である。
彼らには限度がない。
馴れ馴れしいのにも程がある。
私は特に礼儀を求めているわけではない。
ただ、常識程度の振る舞いはしてほしい。
実に鬱陶しい。