「増山さんご自身、今後取り組んでみたいことですとか、夢
と言うのはございますか?」そうですね、あまりに今までやり
すぎて、たくさんやってきたので、夢っていうか、もうやった!
っていう感じの方が強くて。
これから何かって言うと、この深夜便みたいに高齢者の
方が、勇気を持てるような番組?(小笑)なんかそんなのが
出来たら嬉しいなって思います。
結構みんなね、お友達とか年上の方たちは「もう年だから」
ってすぐ言うんですよ。
そうじゃなくて、明日も元気でいたいし、一日一日が一歳ず
つ若返って行きたいと思ってほしいなって、思うんですね。
可能なんですよ、私も挑戦してるし。
私がもう見るからにお婆さんだったら、出てこないです。
私は人の前には出たくないですね。だから、お婆さんに甘
んじない。
もう歳だからとかそういう考えが無いんですね。
例えば、子供が来ても、子供は大人ですから同じところで
お話ができる。
娘ともお友達みたいで。そういう風な感じです。
よく言ってます、うちの娘が。
「私の母親がママで良かった」(笑)
そういう風に娘に言われるのって、嬉しいですよね、やっ
ぱりね。子供に認められたっていうか。
そういう娘で私も良かったなって、逆に思います(笑)
「今後、朗読会ですとか、そういうようなご予定はございま
すか?」
(間髪入れず)いいえ、ありません(←きっぱり)。
何にもそういうのは無くて、お仕事頂いたのを、ひとつひ
とつ丁寧にこなしていく。
若い時と違って、大変ですよ、準備が(小笑)で、みんな
は若い私ですよね、皆さんがご存じなのは。
不二子だったり、キューティー・ハニーって。
突然私が老けていっちゃったら、すごい壊れますよね、
イメージが。
それは嫌だなって思いますよね。
「皆さんのイメージを永遠若いままでということでしょうか?」
そうです、無理なんですけどね。
無理なんですけど、できるかぎり、っていう感じですね(小笑)
口調は穏やかなままだが、はっきりとした意志の強さが
現れた内容である。