不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

役について語り増山さん。

 増山さんのインタビューの続きである。
 
「(聞き手)今の時代と違って女性が働いていくのが難し
い時代かもしれませんよね。その中で両立させて働くとい
う事で、声(の仕事)を選んでいった、でもそこにはまって
しまった?」
 そうです。だから声優を目指したわけではないんですね。
 だからとりあえずは、舞台から入ってテレビも出てラジオ
ドラマもあって、そしていろんな体験をしてそれから声の世
界に入って来たというか。
 皆さんそうですよね。
 ルパンのメンバーたちはみんなやはり基本がお芝居だっ
たんで、掘り下げ方が違いますよね。
 だからアニメ声とかそういう世界じゃないから。
 どんな声でも演じることができるようになっとかないと、
楽しい思いができないので。
 ポリーって「山ねずみロッキーチャック」ていう番組があ
りまして、あれのポリーを私がやってて。
 ネズミの声ですけど(小笑)
 そんなでね、動物もできるし。
 でもアニメーションはそうですよね。あの狂言回しのキ
ャンティにしてもちょっと妖精みたいなちゃんとした動物
じゃなくて、そういうような感じですよね。
 「いろいろな作品を担当しながら主役は何でしょう?」
 主役はハニーかもしれない。たぶんハニーだと思います。
 「ハニーにつながって行って、殆ど主役でしょう?不二子
ちゃんもそうですし」
 でも、不二子ちゃんは主役じゃない、ルパンが主役です
ら(小笑)
「まぁ、でも準主役じゃないですか」
 準。(小笑)
「そういう意味では天才バカボンのママも、そうなるでし
うけど」
 ほんとにバカボンのママが私そのものだ、と思っているん
です。今でも。
 実際にママだし、ママを演じるって言っても本当のママ、
日常的なママは、バカボンのママだと思うので。
 それと、私自身が絵を見た時に「私、絶対ぴったりだわ」
と思ったの。
 そしたら赤塚不二夫さんさんが「凄くぴったり合っている
から」(って言って)
 4シリーズやったんですけれども、2回までは同じメンバー
同じキャスティングでやったんですけど3、4は総とっかえだ
ったんです、キャスティングが。
 でも、赤塚不二夫さん「ママだけは変えないでくれ」って
言ってくださったんですよ。
 それで私はずーっとおかげさまで、ママがずっと最後まで
出来たって言うか。
 でも、本当にぴったりだと思いました。
 赤塚先生のミュージアムが青梅にあるんで、そこからNHK
生放送をやったことがあるんです。
 で伺った時にいろいろ先生のコメントが貼ってあるんですね、
壁に。
 それに私のことが書いてあって「ママは絶対に(増山)じゃな
きゃと駄目なんだ」って書いてあったんですよ。
 だから私が勝手に言っているんじゃなくて、先生もそういう
うにちゃんと言ってくださってたんだなて思って。
 本当に嬉しかったです。
 何が嬉しいって原作の原作者にそう認めて頂くっていうか、
「自分のイメージ通りのキャラクターだった」って言われること
がね凄い喜びでしたよね。
 今でもだから、とっても幸せいっぱいです。
 本当に役に恵まれて、良い役ばっかりやらせていただいて。
 「バカボンのママは、たぶん日本中の多くの子供たちが「こ
んな優しいママだったらいいなっていう」
 でも、パパに対するのはそうじゃなくて稲妻が「パパ!」
って怒るんです。
 怖い時は怖い。メリハリがあって(笑)

 役について語っている。
 本当に役に恵まれて、良い役ばっかりやらせていただいて。
と語っているが、制作サイドでは真っ先にキャスティングした
い女優なのだと思う。