当地では年末に氏神様の境内にお札を納める箱が設
置される。
既に来年用のお札は頒布済みであり、今年のお札をこ
の箱に入れ、後ほどまとめてお焚き上げが行われる。
昨日は、そのお札納の日だった。
長年このお札納の日は12月30日に固定されていたのだ
が、ここ数年は30日に限らず、12月の最終週に近い日に
行われるようになっている。
今年は暦の関係からか少し早い日取りとなったようだ。
この日にどうしても納めなければならない、というわけで
はない。
個々人でお札を受け付けている寺社に行って納めれば
良い。
だが、この機会を利用し納めるのがきりが良いので、私
はこの日に納めることにしている。
さて、この日は他にも用事がある。
行動ルートを決めなければならない。
氏神様へ最初に行くか、最後にするかのいずれかになる。
検討の末、氏神様へは最後に寄ることにした。
私は自転車で家を出発する。
晴天で気温はほぼ平年並み、風はあるが大風ではない。
いろいろ用事を済ませやっと氏神様に着いた。
鳥居の前には門松が飾ってある。
透明のビニールで覆われている。
立派な大きな門松である。
社殿とは釣り合いが取れないほどの見事な門松である。
すでに8割方は出来上がっているようだ。
私は拝殿前に進む。
拝殿右横に大きな段ボ-ル箱が2個置かれている。
箱にお札を納める。
今日はだれもいないなぁ。
例年、どなたかが係としておられるのだが、ちょうどそう
いう時間帯だったのだろうか。
私は柏手、拝礼をして参道を戻る。
お札納も済み、1年もいよいよ終わりと言う感じになる。
氏神様に初詣に来るか来ないかは未定である。
私は師走の通りを走り家路に就いた。