私には、(作ってみたい)と思いつつも、実現でき
ていないメニューがいくつもる。
材料が揃わなかったり、手順が面倒だったりする
と実現は遠のく。
「いつでも作れる」と言う場合も先延ばしリスト入り
となる。
「いつでも作れる」のだったら、今作らなくとも良い
な、と考えてしまうのだ。
さて、今回は、ホット・チョコレートを作ってみること
になった。
これは、食品のストックを整理していたら年代物の
チョコレートが出てきたからである。
材料はこのチョコレートと水飲みである。
牛乳を使うことが一般的であるようだが、私はこうし
た場合牛乳はまず使わない。
牛乳は牛乳として飲みたいからだ。
私は調理に取りかかる。
まず水を沸騰させる。
次にその中にチョコレートを入れる。
そして、チョコレートを溶かしていく。
実に簡単である。
チョコレートは、すぐに溶けていった。
良い香りが立ち上る。
おぉ、これがホット・チョコレートの香りか。
溶け終わったら出来上がりである。
飲んでみる。
う~む、おいしい。
ココアとは一味違うな。
味も濃厚である。
だが、ひとつ問題点も知ることとなった。
鍋やカップ等が油っぽくなるのだ。
普通のチョコレートには油分がかなり多く含まれてい
る。
チョコレートとして食べる際には気がつかない。
だが、溶かすと一目でわかる。
ギトギトと言うのとは少し違うが、かなり油っぽいの
は間違いない。
これだけ油が器に付着するとは、思ってもみなかった。
ココアならこうはならない。
なるほど、ココアが好まれるのはこうした点もあるの
だろう。
ホット・チョコレートはおいいしい。
しかし、片づけが少し面倒である。
次回、私が作って飲むのはいつになるだろうか?