不二家憩希のブログ

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年代物の甘酒を飲んだ。その③

 私は甘酒の素を手にとって見た。
 パッケージの上からは特に古さは感じない。
 新品のようにすら見える。
 そしていよいよ封を切る。
 私はハサミで上部を切っていく。
 約8年ぶりに大気に触れる瞬間である。
 においをかいでみる。
 普通だな。
 おかしな感じはすこしもしない。
 見た目合格、においも合格である。
 食物判定の第2段階まで通過した。
 私は甘酒の素を鍋に入れ水を注いだ。
 そしてコンロに火をつけた。
 あとは、沸くのを待つばかりである。
 ここまで順調である。
 7年以上も眠っていた品とは思えない。
 少しすると良い香りがしてきた。
 これは、間違いなく甘酒の香りである。
 そして甘酒は出来上がった。
 果たしてこれは本当に飲めるか?
 私は甘酒をカップに注いだ。
 
 ~続く~