不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お祭りの準備に行ってきた。その⑧

 朝8時、雨も風も翌日曜日の朝には完全に止んで
いた。
 灰色の雲の隙間からは青空も見える。
 家の前の道には何か話しながら歩いていく人達が
いる。
 ご近所のKさん御夫婦だ。
 方向からすると、幟の様子を見に行かれるに違いな
い。
 それも無理はない。
 あれだけの強風が吹けば幟に影響がないとは思え
ない。
 少しすると、Kさんご夫婦が戻ってこられた。
「みんなでやったことだからね・・・」と旦那さんの声が
する。
 何やらよからぬ口ぶりである。
 私も用事を済ませた後、見に行くことにした。
 幟は2本とも棒に巻きついている。
 だが、一本は上の方がおかしい。
 横棒が外れてしまっており、そこに幟が絡みついて
いる。
 破れているようだ。
 全体がびりびりに破れているようではなく、上の部分
だけが裂けているようだ。
 これは予め十分予測できたことだ。
 前回、幟が強風で破れた際には、新調するに当たっ
てかなり揉めたらしい。
 その時は天候が予測不可能な変化をみせ幟は破れ
たのだった。
 文字通りの天災だった。
 それでも、簡単にはお金は集まらなかったそうだ。
 今回は事前に取りやめる選択肢もあった。
 殆ど全員が幟立ての一日延期を希望していたからだ。
 それを強行した役員や運営本部はどういう対応をとる
つもりなのだろうか?
 
 あれから今日でちょうど一週間経った。
 町内会からはまだ何の連絡もない。
 来年のお祭りまで、まだ1年あるからそれまでに何と
かすれば良いと考えているのだろうか?
 そんなに簡単に済むものではないと理解しているのだ
ろうか?
 何か動きがあれば、当ブログで報告したいと思う。