不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

幟立てに行った。その⑤

 まずは幟の棒を運び出す。
 普段ぶら下げてある棒を隣接する民家等にぶつからな
いように方向を調節しながら幟立ての位置まで移動させる。
 棒はそれなりの重さがあり、コントロールするには少しで
も多くの人員が欲しい。
 声を掛け合って動かしていく。
  設置場所の土台の石のところに一旦横たえる。
 集会所の奥にある物置から、幟立ての道具が入ったコン
テナケースを運び出す。
 この中に幟やその他の道具が入っている。
 幟を棒に通していく。
 棒にロープを縛る。
 「これで良かったぁ?」と尋ねながら作業は進む。
 やることは単純なのだが、それだけに細かい点まではよ
く覚えていないだ。
 「図に書いて保管しておく?」と冗談交じりに答えの声が
出る。
 棒の先に1.5メートルほどの笹の葉を取り付ける。
 「今年は良い笹が手に入って良かった」
 会長さが嬉しそうに話す。
 会長は笹の手配までしなければならないのだ。
 あらかじめ笹の自生場所を確認しておき、幟立ての日に
合わせて取りに行き確保しておく。
 会長は大変である。

 ~続く~