不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ディック・マードック氏、プロレスの殿堂入りをする。

 米国の偉大なプロレスラー・故ディック・マードック
が米国ニューヨーク州アムスターダムにあるプロレス
の殿堂入りすることが発表された。(以下敬称略)
 私はディック・マードックこそ、プロレス史上最強のレ
スラーであると考えている。
 攻撃力も受けの力も抜きんでていた。
 1986年、プロレスラー前田日明新日本プロレス
脱退後、新団体UWFへ加入し理想のプロレスを極めよ
うとしていた。
 だが、団体の経営は思惑に反し低迷した。
 そこでUWFは新規まき直しを図り、新日本プロレス
参戦を表明した。
 前田にとっては出戻りである。
 元々血の気の多い前田は、自分の置かれた立場に
苛立ちを感じ、それを試合にぶつけた。
 対戦相手がけがを負いそうな危険な技を連発した。
 前田と対戦することを殆どの選手が嫌がった。
 そんな中で前田の攻撃を真正面から受けきった数少
ない選手がマードックだった。
 蹴りまくる前田に受けるマードックである。
 膝の故障前の前田の蹴りは強烈だった。
 しかし、マードックは平然としていた。
 「へへ~、こんなものか。効いていないぜ」というジェ
スチャーも見せた。
 そして攻守が入れ代わる。
 マードックの攻撃は強烈だった。
 当時全盛期の前田も後ずさりするしかなかった。
 あの試合は本当に凄い迫力があった。
 それから10年後マードックは病気で亡くなってしまう。
 あの強いマードックが、と唖然としたものだ。
 イメージ 1