不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

三沢光晴氏、ご逝去。

 プロレスラー・三沢光晴氏がお亡くなりに
なった。
 三沢氏は2000年に自ら設立したプロレ
ス団体・ノアの社長でもあった。
 三沢選手は6月13日の試合中、動きに精
彩がなくちょっとふらついてる感じだったそ
うだ。
 どうもこの日は初めから体調が良くなかっ
たようだ。
 プロスポーツの選手は、多少体調が悪くて
も試合に出ざるを得ないそうだ。
 どうしても痛くて動けない、骨折している
といった場合は休むこともあるだろうが、め
まいがする、気分が良くない、と言う程度な
ら無理をして出場してしまう。
 三沢選手は、この1年ほどで急激に太って
しまい、動きが鈍くなっていた。
 ただでさえハードな現役選手と斜陽化して
いくプロレス業界での社長職との兼業は、か
なりの重圧があったと思われる。
 三沢選手は試合での相手選手のバックドロ
ップを受け倒れた。
 バックドロップは、強烈な技であるが、死
を招くような技でもない。
 プロレスにおける受身の天才であった三沢
氏がこの技で倒れるまでに、私たちが知らな
い苦悩があったのではなかろうか。

 欧米のプロレス誌でも世界一のレスラーに
何度も選出された三沢氏の死は、世界中のフ
ァンに衝撃を与えている。
 三沢氏は自分の人生についてインタビュー
で「太く短く」といったニュアンスのことを
話していた。
「永遠なんてものは、この世には無いんだ」
とも語っていた。

 三沢氏は時間の彼方に飛び立っていってし
まった。
 私達は彼を地上で見上げることしか出来な
い。