今日で台風１２号は４日目である。
すでに日本列島を抜けているのに、まだ雨が
降り続いている。
厳密に言えば、今日の雨は台風それ自体では
ないのだが、台風が引き起こしているものなので、
台風扱いとしている。
風はもう吹いていない。
例年だったらとっくに「台風一過の快晴」となり
そうなものなのだが、そうはなってはいない。
これは極めて異例である。
これほど長期にわたって影響を及ぼす台風は、
ここ何十年も無かった。
ひょっとしたら、台風１２号は５０年に一度あるか
ないか、あるいは１００年に一度というような台風
なのかもしれない。
台風１２号の強さそのものは、強いことは強いの
だが、猛烈というほどでもない。
しかし、移動速度が遅く、滞留時間が長引き、そ
の分被害が大きくなった。
加えて、湿った空気を引き寄せ、大雨を降らせて
いる。
「余計なことするな！」である。
この３日間で年間雨量の６０％も降った地域もあ
る。
これは大変な量である。
勘弁してほしいと記したばかりである。
そんな希望も却下されてしまった。
