不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

雨宿りは難しい。

 台風20号の翌日、当地は降ったり止んだりである。
 昨夜は強風と雨ではあったが、当地は暴風円からは離
れていたため、被害が出るようなことはなかった。
 かつての日本は台風一過の晴天ということがお約束だ
ったが、近頃はそれはない。
 いつ降り出すのだろうか?という空模様である。
 私は食料品の買い出しに行きたい。
 私はカッパといったレインウェアは着ないし傘もささない。
 降っていない時を狙って出かけることになる。
 雨が小降りから霧雨に変わった。
 今だ!
 私は自転車で家を出る。
 必要なものを買ったら、すぐに帰ってこよう。
 いつものスーパーに着くと私はすぐに買い物を済ませた。
 出口に向かう。
 暗い。
 降っている。
 本格的に降っている。
 これは、今だけななのか?
 それとも、このまま降り続けるのか?
 待つか?
 すぐに出るか?
 私は少し待つことにした。
 待っていれば、そのうち小降りになるだろう。
 私は出口で立って待つ。
 何分経っただろうか?
 おそらく3~4分だろう。
 時計は見ていない。
 だが、まぁそんなところだろう。
 外は真っ暗で、止む気配がない。
 このまま待ち続けるのか?
 なおも1分ほど待つ。
 小降りになった。
 よし、出るぞ。
 私は雨の中を自転車で走り出した。
 その5秒後、急に雨が強くなったら。
 いきなりの土砂降りである。
 これでずぶ濡れになった。
 私は最寄りの事業所の軒先に雨宿りをさせてもらう。
 ここ2分ほど待つ。
 雨宿りは、気が急く。
 どういうわけか、ゆったりできない。
 土砂降りが治まってきた。
 といっても普通の大雨である。
 私は再び走り出した。
 走っているうちに雨が弱くなっていく。
 我が家に近づくと、霧雨になっった。
 家に着いた。
 びしょ濡れである。
 着替えて外を見る。
 雲の合間に青空が見える!
 雨は止んでいる。
 スーパーの入り口であと数分待っていれば濡れずに済んだ
ろう。
 あぁ、私はいつもそうだ。
 雨が本降りで一番激しい時に飛び出してしまいビショビショ
になる。
 落ち着いて雨宿りってできないなぁ。
 人生も似たようなものなのかもしれない。