不二家憩希のブログ

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現実離れしている”なでしこジャパン”

 日本女子サッカー日本代表チーム”なでしこジ
ャパン”には、いくつものインパクトを与えられた。
 私にとって特に強烈だったのは、彼女たちが置
かれた恵まれない経済環境である。
 このことについては、いろいろなメディアで取り
上げられているようで、中には誇張気味の情報も
含まれているようだ。
 だが、恵まれていないことは間違いないようだ。
 代表選手のうち、プロ選手は3分の2だけだ。
 プロ選手であってもプロサッカー選手としての報
酬だけでは、やっていけない。
 最も高給取りの選手でも、月額10万円ほどだ
そうだ。
 これはプロスポーツ選手の報酬とは思えないよ
うな額である。
 従ってプロの選手も、普段はアルバイトをしてい
る。
 スーパーや仲居さんなどとして働いている。
 農家で働いている選手もいる。
 生活費や活動費用を捻出していなければならな
いからだ。
 遠征試合のための旅費や滞在費なども自腹で
ある。
 ただボールを蹴っていれば良いというのではない
のだ。
 そのような環境の中で練習を積んできた。
 恵まれないにもほどがある。
 そして彼女たちは世界一になった。
 この話はドラマではなく実話である。
 ちょっと現実離れしている。
 ちょっと嘘っぽいような筋書きである。
 事前に漫画やテレビドラマとして作ったとしても「リ
アリティーが無さ過ぎる」とボツになりそうな話である。
「昼間働き、夜練習し、そして世界一に」なんて絵
空事にもほどがある、とコメントがつきそうである。
 だが、これは現実に起こった話なのである。
 やはり女性は強いのかなぁ~、と思えてくる。
 否、実際強いのかもしれない。